月別アーカイブ: 2013年8月

古文スキルアップ 物名(もののな)でクイズ♪

◆物名(もののな)  →和歌や俳諧で,物の名をそれとなく詠み込むこと。 【問題】次の和歌に入っている鳥の名前はなんでしょう? 来べきほど 時すぎぬれや まちわびて なくなるこゑの 人をとよむる  わかりますか? よ~く見 … 続きを読む

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古文スキルアップ 女性にもてるコツ?(・∀・) 和泉式部日記より

(「和泉式部日記」より 五月雨が降り続き、物思いに沈む女のもとに宮[男]より便りがある。) 宮より、「雨のつれづれは、いかに」とて、   おほかたにさみだるるとや思ふらむ君恋ひわたる今日のながめを とあれば、折を過ぐし給 … 続きを読む

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第13講 千葉大学入試問題(2009年)完全解説

 第11講の講義 を読んだら、さて、千葉大学の入試問題に挑戦してみましょう!  問題文は以下のリンクからどうぞ! (リンク先が見られない場合はご連絡ください!)  千葉大学入試問題(2009年度第1問)  ↓  ↓  ↓ … 続きを読む

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第12講 「感覚」「知覚」「認識」

 「感覚」「知覚」「認識」・・・どこが違うのでしょうか?  大ざっぱに説明するならば、外界からの物理的刺激を感覚器官で受け取ったもの、それ自体は「感覚」です。その感覚を元にした意識的体験が「知覚」となります。そして、その … 続きを読む

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名作案内第9回 「桃夭」

    「桃夭」   桃之夭夭 桃の夭夭(えうえう)たる 灼灼其華 灼灼(しゃくしゃく)たる其の華 之子于歸 之(こ)の子 于(ゆ)き帰(とつ)がば 宜其室家 其の室家に宜しからん 桃之夭夭 桃の夭夭たる 有蕡其實 蕡( … 続きを読む

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名作案内第8回 白居易「放雁旅」 ~2011年度東京大学入試問題より~

「放雁旅」  白居易   2011年度 東京大学 入試問題より 九江十年冬大雪  九江十年冬大いに雪ふり 江水生氷樹枝折  江水氷を生じ樹枝は折る 百鳥無食東西飛  百鳥食無くして東西に飛び 中有旅雁声最飢  中に旅雁有 … 続きを読む

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名作案内第7回 芥川と「ぼんやりとした不安」について 

 芥川龍之介といえば誰もが知っている作家である。そしてまた、彼が「ぼんやりした不安」により自殺したことも、多くの人が知っているであろう。  ただ、この「ぼんやりした不安」と言う言葉は、家族に残した遺書ではなく「或旧友へ送 … 続きを読む

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古文スキルアップ 掛詞 ~ダジャレですね~

 中古から中世の古文作品には和歌がよく出ます。和歌は三十一音という極めて短い形の中で自分の心情を心情を読まねばならないため、さまざまなルール(表現技法)があります。この表現技法をしっかりと理解することが、和歌を理解するた … 続きを読む

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古文スキルアップ 枕詞と序詞 ~ナニがちがうの?~

 中古から中世の古文作品には和歌がよく出ます。和歌は三十一音という極めて短い形の中で自分の心情を心情を読まねばならないため、さまざまなルール(表現技法)があります。この表現技法をしっかりと理解することが、和歌を理解するた … 続きを読む

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第11講 センター試験問題(2008年度 第1問)

 実は「西洋近代自然観と東洋伝統的自然観との相違」というテーマは、2007年と2008年の2年連続にわたって、センターに出題されました。  2008年度は、「奥行き」と概念を「空間」と「時間」に盛り込み、論じています。 … 続きを読む

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名作案内第6回 太宰治の文体について 

 一般的に「太宰治」の文体というと、「読点が多く、延々と文が続く」というイメージがあるようだ。 確かに、彼の代表作である「斜陽」「人間失格」を調べて見ると、句点が少なく読点が多いという、太宰のよく言われる一般的文体イメー … 続きを読む

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第10講 センター試験問題(2007年度 第1問)

 「西洋近代自然観と東洋伝統的自然観との相違、およびその自然観から生ずる文化の相違」に関する問題が2007年度のセンター試験に出題されています。  今まで学習してきた第7講から第9講までをキチンと読んでいれば、内容的には … 続きを読む

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古文スキルアップ 折句 ~貧乏な兼好~

 折句(おりく)とは、ある一つの文章や詩の中に、別の意味を持つ言葉を折り込む言葉遊びの一種で、和歌の各句の頭にある言葉を折り込む形が有名です。  たとえば、伊勢物語の「東下り」では、「『かきつばた』を用いて歌を詠め」と言 … 続きを読む

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名作案内第5回 太宰治「きりぎりす」 

太宰治の女性一人称の短編はすごいと思います。 その視点、その心理描写、そしてその文体。 「女生徒」もその文体に単純にスゴイ!と感じてしまいますが、やはり「きりぎりす」がいいですね。 「幸せとは何だろう」という読み方もいい … 続きを読む

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第9講 自然観による文化の相違

 このような西洋近代的自然観と日本伝統的自然観を別の「時間」という視点で見ることもできます。  西洋近代的自然観では人間は自然と対峙し、自然を征服したうえで、自然を支配・管理してきました。すなわち、西洋では「自然を征服し … 続きを読む

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名作案内第5回 鈴木三重吉「岡の家」 

 幸せってなんだろう? ヨソを見ると、ヨソが羨ましくなる。 そして自分を見ると、自分が悲しく見える。 でも、ヨソからみれば、自分は本当は幸福なのかもしれない・・・ いい作品です。  岡の上に百姓ひゃくしょうのお家うちがあ … 続きを読む

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古文スキルアップ 入試頻出の助詞

 確かに古典文法で「助詞」は大切なのだが、必ずしも全てを覚える必要はありません。  今回は、入試頻出の「助詞」、あるいは解釈において重要な「助詞」をピックアップするので、ぜひ「ここに掲載されている助詞だけ」を確実に覚えて … 続きを読む

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第8講 東洋伝統的自然観と西洋近代的自然観

 では、これに対して東洋、特に日本の自然観はどのようなものだったのでしょうか。 日本における自然観は、基本的は人間を自然と対峙させず、人間も自然の一部としてとらえる思想です。自然がそのまま真理であり、人間が自然の懐に抱か … 続きを読む

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古文スキルアップ 入試頻出の敬語

なぜ「敬語」を覚えなくちゃいけないんだろう? そりゃ、ごく単純な理由で、  ①敬語は数が少ない  ②文章中に敬語が用いられる頻度が極めて高い  ③すなわち暗記した敬語が入試に出る可能性が高い  という理由からなんです。 … 続きを読む

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名作案内第4回 夏目漱石「文鳥(3)」 

 後半ですが、好き嫌いがわかれるかもしれません。 漱石の行動を冷たいと読むのか、漱石の悲しみの裏返しと読むのか・・・ 学校の授業ではありませんから、各自が思うように読んで下さい。  或日の事、書斎で例のごとくペンの音を立 … 続きを読む

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