物理の解法 わかる力学1 導入編

 物理の力学ができないのはなぜか?
 もちろん原因はいろいろありますし、人によって千差万別なのですが、でも物理の力学ができない生徒の多くは「物体の状態」を考えていない場合が多いようです。
 物理の問題は、ご存知のように、驚くほど日本語の説明が多いのです。この説明をしっかり読んで、「その物体の状態がどうであるのか」をしっかりとイメージし把握することが重要です。
●静止状態・等速直線運動の場合
→物体が「ずっと静止している場合」はもちろんですが、「物体が動き出す瞬間(直前)」も静止状態になります。逆に「止まっている状態から動き始めた場合」は静止状態ではありません。また物体が動いている時に「始めと終わりで同じ速さをもつ状態」あるは「一定の速さを保つ状態」が等速運動です。これらの「静止状態・等速直線運動の場合」には「力のつりあいの式」を用います。
●等加速度運動の場合
→「物体の速度が変化」して「直線を移動」する場合、等加速度直線運動です。この「等加速度直線運動」では、3つのパターンがあります。①力Fが与えられていない場合=「等加速度直線運動3つの公式」 ②力Fが与えられている場合=「運動方程式」 ③高さと速さが動的に変化する場合=「力学的エネルギー保存則」 もちろんこの3つが融合したパターンもあります。 
●直線ではない運動の場合
→直線ではない運動の場合は「力学的エネルギー保存則」を用います。ただし、斜方投射や水平投射の場合は、「力学的エネルギー保存則」も「等加速度直線運動3つの公式」も使えます。
●剛体の運動の場合
→棒などのように、一定の長さを持ち、曲がらない物体を剛体と呼びます。この剛体が運動する場合は「力のモーメント」を用います。
 このように、物体の状態を見極めれば、おのずとどの公式を使うかが決まるのです。(ちなみに、ここまでの説明は物理Ⅰ範囲だけですが、まずはこの基本的な範囲でしっかりと見極めができるようにしましょう。)
 さて、最後に、もう一度物理解法の手順を確認しておきましょう。
①物体の状態の確認
②どの公式を使い解くかの方針決定
③作図し必要な力を書き込む
④式を立てる
⑤解く
 それぞれの公式の使い方や頻出問題はまた後日解説していきます!
物理オススメ問題集

*まずはセンターレベルに向けて! 説明の不足は塾や学校でおぎないましょう!

*9月までにこの2冊を仕上げれば、旧帝大レベルまで充分! 3周しましょう(^^♪

*有名な難問問題集。 普通の問題集では物足りないアナタ! 物理マニアックなアナタ! そんなアナタに・・・

*微分積分で解く物理! 大学でも使える物理を今から学びたい人! 理解できればこちらの方が簡単~♪

moriyama について

時習館ゼミナール/高等部
カテゴリー: スタディーサポート, 物理, 物理 入試問題演習 パーマリンク

1 Response to 物理の解法 わかる力学1 導入編

  1. ピンバック: 二次私大物理 実践解法1 力学全般(2001年 北海道大学)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。