森山のセンター生物基礎全問詳解 ~2016生物基礎~

基礎生物講評 区切り線

【総評】
設問の大半が,教科書の内容を押さえておけば解答できる知識問題であるが,誤りの選択肢の中には細かな知識を要求するものや,数式を立てにくい計算問題もあり,全問正答するのは難しかったと思われる。
【第一問:生物と遺伝子:「標準」】
問1 ミトコンドリア→「呼吸」→にグルコース分解、エネルギー取り出し、二酸化炭素と水に分解
問2 ア=D イ=C ウB エ=Y オ=Z カ=X  ★難
問3 ATP=アデノシン3リン酸(アデニン塩基+リボース糖+リン) DNA=デオキシリボ核酸(デオキシリボース糖+リン酸+塩基)  RNA=リボ核酸(リボース糖+リン酸+塩基)
問4 DNA塩基→グアニン・シトシン・アデニン・チミン  RNA塩基→グアニン・シトシン・アデニン・ウラシル
問5 mRNA の合成=転写  タンパク質の合成=翻訳
問6 組織や細胞の種類によって発現する遺伝子が異なり、合成されるタンパク質の種類や量が異なる。
【第二問:生物の体内環境の維持:「標準」】
問1 血液中の液体成分(血しょう)がしみでたもの=組織液 組織液がリンパ管に流入したもの=リンパ液
問2 肝臓の働き ①グリコーゲンの貯蔵 ②発熱 ③アンモニアから尿素の合成・解毒作用 ④不要になった赤血球からビリルビンを作り、胆汁を合成する
問3 タンパク質はろ過されず原尿中に含まれない。グルコースはろ過され原尿中に含まれ、その後再吸収される。
尿素の濃縮率 = 尿中の尿素濃度 ÷ 血しょう中の尿素濃度 (問題文中に1行目に記載)
尿中の尿素濃度 = 尿素量 ÷ 尿量 × 100 (尿量は「水」とほぼ同量とみなしてよい)
血しょう中の尿素濃度 = グラフより 0.03%
以上より 尿中の尿素濃度(27 ÷ 1425 × 100 )÷ 血しょう中の尿素濃度(0.03%)≒ 63 倍 ★難
問4 ①誤:肺静脈→正:肺動脈  ③誤:動脈 →正:静脈  ④アルブミンは酸素を運搬しない。  ⑤副甲状腺はリンパ系には含まれない。
問5 チロキシンの分泌量が増えると、負のフィードバックによって甲状腺刺激ホルモンの分泌量は減少する。
【第三問:生物の多様性と分布:「標準」】
問1 赤道近くの高温多湿地帯=熱帯=常緑広葉樹が優占
問2 葉は光合成をおこなうと同時に蒸散も行なう。降雨量が少ない時期は葉からの蒸散を防ぐために落葉すると考える。 ★難
問3 消去法 ガジュマル・ヒルギ=亜熱帯多雨林 スダジイ=照葉樹林 シラビソ=針葉樹林 ブナ=夏緑樹林  アカシアについて記載がある教科書は一部しかない ★難
問4 誤:⑤ このようなことが起こると、減少したヤチネズミがさらに減少し、個体数が一定に保たれないはずである。
問5 外来生物であるオオクチバスや、二酸化炭素の増加による地球温暖化・気候変動は大きな環境問題。
【森山所感】
教科書の記述には見られない問題もあり、難しく感じた受験生もいたかと思われるが、自分が習得した知識や、問題文中での記述チェック、消去法、あるいは論理的な思考を働かせば、それほどは難しくはない問題であった。普段から、一問一答的な知識問題として解くのではなく、筋道だてた論理的思考を使いながら、「考える」という習館を身につけていく必要があるだろう。
●まとめはこれで十分! パーフェクトに覚えこめ!

moriyama について

時習館ゼミナール/高等部
カテゴリー: スタディーサポート, センター入試解説講座 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。