物理公式 「アボガドロ定数」の話

M:「森のバター」と言えば?
T:アボガドやね。
M:そうそう。でも、昭和40年代までは、表皮が動物のワニの肌に似ているので「ワニナシ」とも呼んでいたそうです。
T:ほ~。
M:ところで、アボガドの数え方は知っているかい?
T:・・・1個。2個とちゃうの?
M:実は、アボガドの数え方は特殊で、アボガド> 6\times 10^{23}個で、1mol と呼びます。この 6\times 10^{23} という数字を「アボガド定数」と呼びます。
T:おっさん、それいうなら「アボガドロ定数」やでヾ(゚Д゚ )
M:え? アボガドの後ろの時は四角□じゃなかったの? てっきり「つのだ☆ひろ」風に「アボガド□定数」かと思ってたww
T:もう、ええわ。
M:そういうことで、アボガドロ定数なんですが、実はこの数は分子の数を示す数字なのですね。
T:そうやね。
M:分子という小さい粒子を数えるときに、1個・2個なんて数えていったら、莫大な数字になっちゃうので、「分子が 6\times 10^{23}個で、1mol と呼ぼう!」って決めたんだね。
T:正確には、6.02214129 \times 10^{23}個だけど、試験なんかでは 6 \times 10^{23} として出題されるね。
M:ところで、これはすごい数だね。日本の数字の数え方は知っているかい?
T:「一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、 、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数」だね。
M:それでいうとアボガドロ定数は6千垓(がい)になります。
T:ん~ん、なんか、多いんだか少ないんだかわからんね。
M:では、実際に数えてみましょうか? もしちゃんと数え終わったら、賞金100万円ほどだそうか?
T:・・・100万円ぐらいで割に合うのか?
M:では仮にキミが1秒間で10個の分子を数えられるとするよ。1秒間に10個。1時間に3.6\times 10^4個。1日に9\times 10^5個。1年で3\times 10^8個。 キミの寿命が100年だとして、ようやく3\times 10^{10}個数えられるだけだね。
T:そりゃ賞金100万円もらっても割に合わんわ・・・
M:ちなみに、日本人全員約1億3千万人が100年間ずっと数えたとして、4\times 10^{18}個だね。 アボガドロ数全部数えるのに1000万年かかるわけだ。
T:・・・っていうか、サルからヒトになったのが500万年ぐらい前といわれているからなぁ・・・ 数えられてないやん。
M:そう考えるとすごいよね。水 1mol18g だから、18g の水の中にはそれだけの H_2O 分子が入っているんだね~!
T:・・・っていうか、すこ~し、気持ち悪いなぁ・・・
 
 
 
 

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時習館ゼミナール/高等部
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