最近、寝るとき
ずっと耳鳴りが止まらない
耳鳴り
頭の中で変な音楽がずっと流れている
それもうるさいくらいに
テレビの電源を切った凍えるような暗闇の中
ずっと頭の中で、それはまるで軽快と呼べるようなものではない
奇妙なポップサウンドがリフレインしている
ドラムの音や誰かの歌声、そして耳障りなギター音
少なくとも深夜の2時過ぎに聞く音楽じゃない
僕の頭の中にはジュークボックスが入っているのか
やれやれ
しかしそんなことを考えるだけで無駄だと最初から分かっていた
きっと疲れているのだろう
枕元の携帯が鳴った
「どうせ耳鳴りの話だろう」とためしに僕は言ってみた。
言うべきではなかったのだ。
受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と誰かが言った。
とにかく、そのようにして耳鳴りをめぐる冒険が始まった。
と、村上春樹風の文体で書いてみた